権蔵温泉
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 ・下風呂温泉 長谷旅館


意外と質素な外観


海の見える眺めの良い浴室


濁りの程度はこんな感じ
下風呂温泉郷のうちで、最も有名な旅館と言えば「長谷旅館」ではないでしょうか。なにせ井上靖の小説「海峡」の舞台ですから。是非訪れてみたい宿の一つだったので、念願かないました。

・施設
もっとでかい、鉄筋コンクリート建築の豪華温泉ホテル風なのかと、勝手に想像していたのですが、拍子抜けするほどあっさりした木造旅館です。海辺の料理自慢の宿なんかによくありがちな雰囲気。
GW中の夕方時分に訪れたので、館内は満室、夕飯のお膳の支度で、てんやわんやしてました。(お膳の上には、おいしそうな海の幸が並んでいましたよ)

・湯船
浴室は意外なほどあっさりです。一度に4人程度入られる湯船が窓際に一つあるだけ。窓を開けると津軽海峡が目の前に広がる様は、なかなか気持ちのいいものです。

・湯
源泉名 大湯2号泉
含石膏食塩硫化水素泉 源泉温度60.5℃ pH 3.0

浴場に近づくにつれ、じわじわと温泉臭が漂ってきます。浴室に入る前から、期待に胸高鳴ります。もちろん浴室は素晴らしい香りで満たされ、これぞ温泉って雰囲気。

湯船には無色透明な湯がかけ流し。白い湯の華が浴槽の底に沈殿しています。つるつるしません。泡付きなし。
なめると、しょっぱくて酸っぱいです。
浴後はお肌すべすべ。実に素晴らしい浴感。

・感想
浴場の窓際に仁王立ちすると、外から丸見えです。
でも海からの風が最高に気持ちいいんだ。宿泊してみたい宿の一つです。(H17.4.30入浴)