・銭湯 夢元さぎり湯
鉄筋アパートの1階にある入り口 フロント奧に有料休憩室あり 乙1号泉お湯口 左が含硫黄ー硫化水素泉 右は明礬泉 |
登別温泉と言えば、全国の温泉地番付で言ったら、大関にはなるでしょな。 湯量が豊富だし、泉質はいいし、宿泊施設もたくさんあるし。 そりゃもう温泉街もでかい。 すごい温泉郷なんだけど、共同浴場と呼べるのはここしかないんだよなぁ。 せめて2〜3軒、他にも外湯があっていいと思うんだけどねぇ。 外湯がないと湯巡りってのができない。湯巡りができないと、温泉街のそぞろ歩きってのがない。 結局人通りのない温泉街になっちゃう。巨大温泉旅館の、その中だけでなにもかも完結するって営業はもう古い。地域共存共栄で、街の飲食店やおみやげやさんなどともタイアップして、二泊三泊と逗留できるようなプランが欲しいなぁ。 これだけいいお湯が豊富にあるんだから、自炊湯治宿ってのもあってしかるべし。 ポイントは賑わいです。 その辺もちっと考えてよ>登別温泉観光協会殿。長野の野沢温泉を見習うべきですよ。 ・施設 源泉を配湯する会社が直接経営してるんですよ。第一滝本館(滝本は滝本で自己源泉を持ってるけどね)という、登別温泉郷最大のホテルの真ん前に、昔は「湯元パラダイス」ってホテルがありまして、そこが地獄谷の源泉を持っていました。 今は、ホテルは壊しちゃって跡地に源泉と間欠泉だけが残ってます。そのお湯を利用した公衆浴場がここ。 昔は、木造の温泉銭湯だったらしいけど、今は鉄筋コンクリート造のアパートの1階・地下1階を利用してます。湯船は地下。 P狭い。無料ロッカー有り。料金は大人390円(1入浴のみ、休憩室利用不可)。800円出せば7時〜19時まで休憩室にいられて何度でも入られます。銭湯営業時間は7時〜22時。 銭湯と言っても、現代風のスパ銭の造りですよ。内部は立派。こぎれい。清潔。不満なし。 浴室もそこそこ広いんだけど、地下にあるので窓がないし、あんまり換気もよくはない。お湯はかけ流しで素晴らしいんだけどね。 ・お湯 さすが湯元が経営してるだけあって、銭湯であっても、湯は本物。しかも泉質は二つ。かけ流しだけど、温度調節用に加水はしてるみたいです。 (1)源泉名 登別温泉(1号乙泉) 酸性-含硫黄(ナトリウム)-硫酸塩泉(硫化水素型) 源泉温度 65.8℃ PH2.4 自然湧出 細かい灰色の粉が舞う硫黄泉。すっぱい。硫黄と金属の臭い。 透明度0。つるつるしません。泡付きないです。 (2)源泉名 登別温泉(目の湯) 明礬泉 源泉温度81.5℃ PH2.5 こちらの方が上の源泉よりさらに硫黄臭い。 どちらも、これぞ登別と言うばかりな上等なお湯です。 ・感想 登別に来たら、ここは必ず入浴してね。 |
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